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ジム・クラーク

さて、今日4月7日はF1の伝説的ドライバーの一人、ジム・クラークの命日。

ジム・クラークはロータスを名門たらしめたドライバー。1963年・1965年の2度に渡ってワールドチャンピオンに輝いた彼は、1968年、ドイツ・ホッケンハイムで行われたF2レースの最中に、タイヤの不具合によって発生したと思われる事故により、32歳という短い生涯を終えた。この年の開幕戦で通算25勝目を挙げ、J.M.ファンジオの最多勝記録を打ち破り、名実共に当時史上の最高ドライバーとなったばかりの時の出来事だった。
ジム・クラークのバイオグラフィはこちら

コリン・チャップマンに見出された彼は、F1での生涯をロータス1チームだけに捧げた。初のタイトル獲得となった1963年は、全10戦中7勝と他を寄せ付けない圧倒的な強さを誇り、2度目のタイトルイヤー1965年には、6度のポールポジションを含め出走全戦でフロントローからスタートし、出走9戦中6勝と驚異的な速さを誇った。M.ハッキネンは”フライング・フィン”と呼ばれていたが、このニックネームのルーツは正にクラークその人であり、当時彼は”フライング・スコット”とあだ名され、文字通り飛ぶが如くの速さだった。

彼の成績で面白いところは、生涯72レース中32回の表彰台を経験しているが、その内訳は優勝25回、2位1回、3位6回であり、また一方でリタイア回数23回と、4分の3以上のリザルトが勝つかリタイアかのどちらかで占められている。正に勝つためだけに生まれてきたドライバーと言える。またグランドスラム達成11回も、2002年M.シューマッハに破られるまで、誰にも手の届かない金字塔だった。

個人的な意見としては、ジム・クラークは単に圧倒的な速さを誇ったドライバーだっただけでなく、F1におけるドライバーとエンジニアの分化を決定付ける存在だったように思える。ジム・クラーク登場までに時代を担ったドライバーと言えば、J.M.ファンジオ、A.アスカリ、J.ブラバムらになるはずだけど、彼らはドライバーであると同時にエンジニアとしての役割も兼ねていた様に思える。そういう意味で、速く走ることに特化したドライバーと言うのは、ジム・クラークが最初だと信じている。

俺がF1を見始めた当時は、ジム・クラークのことは書籍・雑誌からの伝聞でしか知ることができなかった。しかし、時代は便利になったもので、インターネットを通して彼の走りの一部を見ることができる。ナショナルカラーのマシンを駆るクラーク。特に63年のオンボード映像はお勧め。トラックを目一杯ワイドに使い、マシンを滑らせながらレコードラインとは全く別のライン取りをしているのが一目瞭然、ただ一人彼だけがずば抜けていたと言うのが垣間見える。
Jim Clark tribute
Grand Prix 1964 Brands Hatch Jim Clark 1St.
GP Oulton Park 1963 - Jim Clark

17年ぶりの非常事態

F1開幕2連戦を終了して、とあるチームが低迷期再来の予兆を見せている。

フェラーリは1992年以来、17年ぶりに開幕2戦ノーポイントに終わった。ポスト・シューマッハの2年間で、連続してコンストラクターズチャンピオンを獲得してきた名門チームにとって、非常事態と言わざるを得ない状況に陥っている。

92年は、F92Aという見栄えだけは抜群に良かったマシンと、J.アレジ・I.カペリを擁して0勝に沈んだシーズン。ポスト・プロストの低迷期の中でも、最悪の部類に入る1年だった。M.アルボレート以来のイタリア人ドライバー、I.カペリを迎えたフェラーリだったが、彼はわずか1ポイントしか上げられず、途中解雇という憂き目にあった。F92Aも非常に斬新なデザインで周囲に期待を持たせたが、世紀の失敗作とも言える見掛け倒しのマシンだった。

92年の前に開幕2戦ノーポイントだったのが、86年。80年代のフェラーリは開幕2戦ノーポイントはざらな状況だったが、この86年も0勝で終えている。S.ヨハンソン・M.アルボレートという超いぶし銀なラインナップだったが、ターボ競争でホンダ・ポルシェに完全に圧倒されてしまった時代だった。

86年、92年に共通するのが、当時の開発トレンドに対する劣勢がある。特に92年はハイノーズ化・V10化いずれの波にも乗り遅れた感があった。今年で言えば、2層式ディフューザーがまさにそれであろう。どれだけ早いタイミングでリカバリーしてくるのか、この1年の結果はほぼそこに集約されるであろう。

フェラーリは一度低迷期に入ると、しばらくそこに留まる傾向がある。ポスト・シューマッハ時代のフェラーリは、レギュレーション改正という新しい波によって、暗闇の中に押し流されようとしている。この窮地を脱することができるかどうか?フェラーリの建て直しを見守りたい。

Rd.2 マレーシアGP 決勝 #2

ほとんどのドライバーがいったんシートを離れる中、ハミルトンは残り続けている模様。
94年鈴鹿で、D.Hillがレース再開をマシンの中で待ち続けていた光景を思い出す。

おそらくL35からの再開になるので、残り7周できればレースは成立する状況だけど、時間の方が残すところ38分。中断前のペースを考えると、23分以内に再開できれば、一応レースは成立する見通し。だたいずれにしても、この段階で56周を走り切るのは難しそう。

LTの表示がいまいち良くわからない。グロック以外はラップダウン?スーティルはピットで赤旗を迎えたはずなので、こちらはリスタート参加可能か?赤旗提示後に止まったVET・BUE・FISはリタイア扱いのままかな…。LTちゃんとルール説明してほしんだけど。

ドライバーが徐々に、マシンへ戻ってきている様子。セーフティーカー先導でリスタートの可能性が出てきたか?

画面はピットストップ回数を表示しているけど、HEIの1回はある意味珠玉のような気がする。ちなみに、後20分でレース再開の合図がなければ、このまま順位確定。

何やらスチュワードが動き出した。HEIはSC中にスピンか。揉めそうだなぁ。残り25分、各チーム車両の位置を動かしてるけど、何の動きかな?

そろそろレース成立に必要なラップ数も危うい時間帯に入ってきた。ルノーの2台はシグナルエリアで待機中。再開しそうにないかなぁ。

やっぱりVET・BUE・FISの3台はリタイア扱い。

残り18分、すでに75%の距離を走るのは不可能な時間帯。このままハーフポイントで順位確定という流れは確定。

残り15分、すでにRAIは着替えている…ギャンブル失敗した時点で完全に切れてるとは思ったけど…。

残り14分、ついにHAMもマシンを離れる。あと4分以内にリスタートのサインが出なければ、このままレース終了。

残り13分、MASはいまだマシンの中。去年に続き、0pt・0ptのシーズンスタートは避けたいところだろう。

残り12分、誰か良くわからないけど、エンジン掛けて待ってる。やっぱりこういうドライバーが一人でもいないとつまらない。

残り11分、TRUがマシンに乗り込んだ。最後1周だけ走ってチェッカーかな?

残り10分、リスタートの合図は結局出ず。レース終了。開幕戦に続き、スカッとしない終わりを迎えることになった。

31周目終了時点での順位で結果が確定。
優勝はPPスタートのBUT。2戦連続のPole2win。
2位はHEI、ステルスのニックネームにふさわしいジャンプアップ。1回しかピットストップしていない判断力の妙というところか。
3位はGLO。出だしのミスはあったものの、天候に恵まれ順位を戻してきた。
4位はTRU。SC直前で順位を落としてしまったのが痛かったけど、今年もパフォーマンスの勝るマシンを良く抑え続けた。
以下、BAR>WEB>HAM>ROSの順。おそらく84年モナコGP以来の75%ルール適用レース。

次戦は2週間後、中国GP。途中4月14日の国際控訴法廷で、2階建てリアディフューザーの審議が予定されている。開幕2連戦の結果は、この審議結果によっては大きく変わるかもしれない。変化の年の開幕2連戦は、非常に結果の分かりにくい稀な状況となってしまった。

[管理人付記]
ハーフポイントは91年オーストラリアGP以来、18年ぶりが正解。
チャンピオンシップ決定前のハーフポイントレースとしては、84年モナコGP以来。

Rd.2 マレーシアGP 決勝 #1

開幕戦翌週に迎えた第2戦、マレーシアGP。止まらないブラウンGPの勢いに抵抗しうる勢力はあるのか?
開幕よりも混沌とした予選。Q1でレコードタイムを過信してしまったフェラーリが、マッサQ1落ちの失態をしでかし、カーナンバー1・2が揃ってQ2落ちする目も当てられない状況。リアディフューザー勢が前方グリッドを独占。レースが終われば4月14日の国際控訴法廷の動向に関心が集まること必須。開始5分前なのに、LT画面がまだ更新されない…

気温30℃、路面温度37℃、湿度76℃。天候は雨の予報があったものの、流動的。

昨年は、トヨタのトゥルーリがMCL2台に対し、まさかの大善戦。今年もP2・P3からのスタートで大きな期待を持って見たい。

ブラウンGPのバトンは、コース上でノーズ交換を行った模様。これは何かトラブルの暗示なのか?それとも作戦通りなのか?フォーメーションラップは全車問題なく進行中。先頭集団のドライバーは、ソフト側タイヤが多い模様。やはり雨を気にしてのチョイスか?おそらく、このレースはVETが一番最初にピットイン予定。15周目から本格化するけど、それまでに天候の変化があるかどうかが一つのカギになりそう。

レーススタート。ROSがTRUとBUTを従える好スタート。ALOもBUTをかわす。BUTはマシンに異状有か?KOVがコースオフ。BUTはALOを抜き返してP3に復帰。

L2 BARが見事なスタートでP5までジャンプアップ。GLOはスタート失敗で、P8まで後退。これでレース戦略はTRU中心になることが確定的。軽い状態で注目だったVETは2つポジションをあげるが、前はブロック巧者2台。

L3 BUEがピット。KUBがP19だけど何かあったかな?そのままストップ。リタイアか…BMWがストップとは珍しい。

L4 燃料がかなり重めだったP4のALOが壁となる展開になるか?前方3台と徐々に間隔が開き始める。VETはなかなか順位を上げられずP11に滞留。

L5 BUTがTRU1秒圏内に接近中。上位4台が38秒台でラップ中。ALO以降は41秒台で大きなギャップ。VETがようやくHAMをオーバーテイク、P10へ。

L6 10分後に雨の予報。VET超軽量作戦がビンゴの予感。波瀾がきそう。VETはさらにHEIに0.2秒差。GLOとWEBは接触したか?

L7 TRUは防戦一方。BUTとの差、0.7秒。ROSはこのままマージンを築きたいところ。BARがBUTのペースについていけていない。トラブル発生の予感が。

L8 BUTのチームラジオで、かなりの雨の情報。迷わずエクストリームか?そう言えば、雨タイヤの名称忘れた…エクストリーム=ウェットかな?VETはHEIに0.3秒差のままオーバーテイクできず。やはりKERSは防御向きか?

L9 BARがファステスト。唯一37秒台へ突入。雨とわかればBARは有利だと思ってるだろう。ALOトレインも隊列そのまま、1.2秒の中に4台が集中。

L10 TRUがファステスト。HEIがミスか?VETとHAMの2台にオーバーテイクされる。MCLのチームラジオは10分後雨の予報。

L11 ROSがファステスト。VETがグングンとALOトレインに接近中。ピットストップまでにごぼう抜き出来るか?

L12 BUTがファステスト。VETは微妙なタイミングに突入。ピットより先に雨が来て欲しかったところ。RAIがALOをオーバーテイク。VETは完全にALOトレインに連結完了。

L13 VETはピットせず。俺の予想では14周目までの燃料搭載量。どうか?WEBがALOをオーバーテイク。徐々に隊列が崩れ始めていく。

L14 ALOはWEBに再アタック。0.1秒差。VETはピット。恵みの雨来らず。ソフト側で出た!

L15 BUTがファステスト更新。そろそろ最初のピットインラッシュが始まる。ROSがS2ベスト。P12からPIQトレインもあるのね。

L16 ROSがピット。ROSももう1回ソフト側で突撃。GLOがピット。TRUより先に入れてきたか。雨を待っているかもしれない。SUTも予定通りの周回でピット。

L17 BUTがTRUに1秒圏内に突入。粘れるかヤルノ?WEBがピット。何だか降らないような気がしてきた…

L18 TRUがピット。BARがファステスト。TRUもソフト側。ソフト>ソフトはないと思っていたけど、オーストラリアとは違う状況。

L19 BUTがファステスト。予想では、この周がピットタイミングだが?RAIがピット。FISがピット。結構早めだな。SUTもピット…大丈夫か?RAIはウェットタイヤで出た。当たるか?このギャンブル。

L20 BUTがピット、予定通り。BOUもピット。BUTはソフト側タイヤもう1回。

L21 BARがピット。BUT>ROS>TRUの順位。いつの間にかHAMがP6、MASがP9にいる事実。

L22 BUT>ROS>TRU>BARの順でコントロールライン通過。BARはTRUを刺すか?NAKがピット。雨が来たけど、RAIは59秒台と大きくタイムロス。

L23 BUTがピット!!!去年のイギリス再現か?BUEもピット。ROS・TRU・BARも続く。これはすごいことになってきた。ALOが珍しくコースオフ。RAI以外は全員ピット。でもRAIはギャンブル失敗でP14。

L24 尋常じゃないペース。2:18~2:24で各車周回。WEBが雨巧者のHAMをパス、P6へ。両者譲らず抜きつ抜かれつの展開。

L25 雨は落ち着いてきたか?もう1度殺到するタイミングがやってきそう。

L26 VETがNAKをオーバーテイク、P11へ。順位整理。BUT>ROS>TRU>BAR>WEB>HEI>HAM>GLO。WEBはHEIもいつの間にかオーバーテイク。WEBが上に来る日は荒れるはず!

L27 唯一BRAの2台だけが、今回初めての雨のはずだけど、今のところ順調。GLOもHEIをパス。VETがピット。これは何を狙っているのか?BOUもピット。あ~、BARがTRUをオーバーテイク。雨のBAR強し。

L28 ROSがピット。ドライ+20秒以上だけど、もう変えた方が良いということか?HAMもピット。動きが読めていない。HAMはインターミディエイト。路面をおっかけながらの戦略か?

L29 BUTは一人旅状態。見事なタイヤ交換としか言い様がない。BAR・TRUがピット。いつの間にかGLOがP2、WEBがP3。ALO・NAKもピット。

L30 BUTがピット。WEBもピット。GLOはそのままステイ。いつの間にかP4のMASがピット。PIQもピット。追いかけきれない…RAIもピット、ギャンブルは失敗だったなぁ。S2がまだ雨がきつい状況か?他は、ダンプ程度の模様。

L31 GLOがピット。WEBがもう1回?ROS・HAM・MASももう1回ピット。ALO・BOUもピット。インターミディエイトは失敗だったか?みんなウェットに戻している。これはセパンにプロストの呪いが掛かっているな :)

L32 BUTもピット。何だかもう順位が良くわからない。TRU・BARもピット。そしていつの間にかHEIがP2。ステルスの真価発揮中。そしてセーフティーカー。これは、セーフティーカー次第では2時間レースになるかも。

L33 GLOがHEIの前に出てるけど、また追い越し騒動勃発の予感。SUTがピット。■はもしかして、赤旗かな?久々の赤旗。これは予想外の展開。再開はL35からになるのかな?

グリッドについた順で現状整理。BUT>GLO>HEI>TRU>BAR>HAM>ROS>WEB。
VETとBUEは復帰できないままリタイア扱いか?FISも戻れなかったか。

荒れてもなおBUTがトップにとどまっているところに現在のBRAの戦闘力の高さを感じてしまう。このまま雨でレース終了となった場合は、32周目の結果が適用されるはずだけど、GLOとHEIの順位が入れ替わっているのが非常に気になる。2戦連続で審議ごたごたが起りそうな気がする。

レースが再開された場合、2ヒート制になるはずだけど、この時のレギュレーションがどうなっているのか押さえてないな。中断前の周回のタイム差と第2ヒートのタイム差の合計で良いのかな?

レースディスタンスの75%が消化されていないので、もしこのまま終わる場合は、通常の半分のポイント付与。84年のモナコ以来の珍事になるのかな?

こちらの実況メモも一時中断。続きは、別投稿へ。

[管理人付記]
ハーフポイントは91年オーストラリアGP以来、18年ぶりが正解。
チャンピオンシップ決定前のハーフポイントレースとしては、84年モナコGP以来。

Rd.2 マレーシアGP 燃料想定

昨日公開された車両重量の情報から、想定される燃料搭載量とピットストップ1回目の周回は、下表の通り。

2009 Rd.2 Malaysia GP Fuel/Pit-stop assumption

Pos Driver Team Weight Fuel Assum.
1 J.Button BRA 660.0kg 73.3L 17-19
2 J.Trulli TOY 656.5kg 68.7L 16-18
3 T.Glock TOY 656.5kg 68.7L 16-18
4 N.Rosberg WIL 656.0kg 68.0L 15-18
5 M.Webber RB 656.0kg 68.0L 15-18
6 R.Kubica BMW 663.0kg 77.3L 18-20
7 K.Raikkonen FER 662.5kg 76.7L 17-20
8 R.Barrichello BRA 664.5kg 79.3L 18-21
9 F.Alonso REN 680.5kg 100.7L 23-27
10 N.Heidfeld BMW 692.0kg 116.0L 27-31
11 K.Nakajima WIL 683.4kg 104.5L 24-28
12 L.Hamilton MCL 688.0kg 110.7L 25-29
13 S.Vettel RB 647.0kg 56.0L 13-15
14 H.Kovalainen MCL 688.9kg 111.9L 26-30
15 S.Bourdais STR 670.5kg 87.3L 20-23
16 F.Massa FER 689.5kg 112.7L 26-30
17 N.Piquet REN 681.8kg 102.4L 24-27
18 G.Fisichella Fi 680.5kg 100.7L 23-27
19 A.Sutil Fi 655.5kg 67.3L 15-18
20 S.Buemi STR 686.5kg 108.7L 25-29

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